アジアカップ決勝戦、カタールに完敗した日本のこれから
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AFCアジアカップの決勝戦、日本とカタールの一戦は「ここまでやられるなら仕方ない」と思える敗北となりましたが、日本としては準決勝を事実上の決勝戦として燃え尽きていた感じもありますし、準決勝ほどのデキになりませんでしたね。

事前にカタール代表選手の出場資格の問題など雑音もありましたが、それにしても内容も結果も完敗であったことは事実で、森保ジャパンになり初敗北がこの大一番という残念な結果に終わってしまいました。

ネットでは失点全てに絡んで不運なVARもあった吉田麻也を叩く声が多くSNSで直接暴言を吐いたりwikiを書き換えるなど、民度も程度も低い視聴者がいることは残念です(こういう人についてはファン・サポーターではなく視聴者と呼ばしていただきます)。

もちろん吉田麻也はアジア杯では毎回やらかしますし、寄せが甘かったことも事実ではありますがこの試合に関しては日本代表全体的に良くなかったことは事実です。

カタールは世代別でもレベルが上っていて結果を出しているので楽勝の相手ではありませんし、これはサッカーを本気で見ている人なら誰しも言いますが「アジアは簡単ではない」ということと「日本代表はアジアの絶対王者じゃない」ということが事実なのですから、その上でサッカー協会にしてもサポーターにしても協力してもっと強くなれるようにしていかないといけないと思います。

この試合に関しては遠藤の大きさ、もう少し遡ると長谷部の大きさを感じました。
中盤の底での守備がいまいちでしたし、試合が始まってから延々と修正が聞かずにアクラム・アフィフが自由に動ける状況を自分たちで作っていたという印象です。
また大迫がガチガチにマークされている時にどうするのかということも課題になりましたし、堂安に関してもこのアジア杯が進むにつれて自信がなくなっていったように思えるプレーが増えていました。

GKに関してはこの手の大一番ではやはりビッグセーブが1つあるだけで流れが変わるもので、そういう仕事を権田ができないまま大会が終わったことも懸念材料です。
シュミット・ダニエルを育てる意味で出場機会をもっと与えても良かったのではないかとも思います。

試合の中で選手間で立て直すことができなかったので、ボランチとサイドバックの間を狙われ続けたということが大きな敗因だと思いますが、この辺りはまだチームとして若い今の日本代表ですので今後は流動的にできるようになっていくと思います。
負けたことは悔しいですが収穫もありました、冨安という新しい人材にして今後10年日本のCBとして計算できる選手もいますし、個の力とは言い古されていますが引いた相手を個で崩せる選手が必要であることもわかりました。

次は3月にキリンチャレンジカップ、そして6月にはコパアメリカという大きな舞台が待っています。
まずはそこでどういう戦いができるかが重要ですね。そして2022年のアジア予選も始まりますし、オリンピックもあります。
Jリーグも開幕しますし、ここから4年間で協会も選手もサポーターもレベルアップすることがワールドカップのベスト8という目標に届くために必要なことです。

まだまだ日本代表はここからですよ!

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