25日に開催された新日本プロレスワールドタッグリーグ愛知県体育館大会。
現地観戦するために競馬開催終了と同時に家を出て試合開始20分程前に到着。
久々に愛知県大会で大興奮して帰宅したわけですが先程、新日本プロレスワールドで
映像として大会を振り返ることができましたので、現地で見たものと映像で感じたことを
ミックスして3つの記事に分けて感想を書いていきたいと思います。

海野・吉田・高橋裕二郎・ペイジがプロレスを教える試合で盛り上げる

第一試合は高橋裕二郎とハングマンペイジ組が若手の海野・吉田に胸を貸すような試合でした。
若手の勢い、高橋裕二郎の狡猾さ、ハングマンペイジの派手さなどがしっかり出ていて
プロレスを知らない人に対して「プロレスの基本はこうなんですよ」と教えるような試合。
そして名古屋での高橋裕二郎への声援の多さ、若い女性からは海野への黄色い声援の多さ
さらにはハングマンペイジを知らんのか?というような雰囲気は、これ昔からの名古屋の特徴(笑)

名古屋の愛知県体育館大会って招待客というか共同企画やタニマチとの付き合いの客が多いので
新日本プロレスのリアルタイムを追ってない人が多いということもありますから。

ただ、この第一試合からいきなり盛り上がっていたのは今の新日本プロレスの勢いもファンの熱もですし
何よりこのカードが「これから面白いプロレスが始まるぜ」という手本を見せたことが大きいと思います。

僕らの世界で言うとステップメールのような大会でした。

1通目で挨拶して、そこから色々な情報を与えていって驚かせて笑わってもらって
そして最後にしっかりクロージングするところまで、完璧だったと思います。

この試合では高橋裕二郎の存在価値が増していることを見せつけましたし
ハングマンペイジも多くの人が覚えて帰ったことでしょう。
そして若手の成長度の凄さに新日本プロレスの未来を感じたと思います。

もちろんリーグ戦としては推しチームの高橋裕二郎・ペイジ組の勝利は嬉しいですし
海野組が勝利していたとしても感動の1勝となっていたわけですから
結果がどうなっても楽しめるという俺得なカードだったことも良かったです(笑)

YTR矢野通の人気爆発 永田さんもお元気で大歓声

第二試合は永田裕志・中西学VS矢野通・石井智宏。
久々に生永田さんが見れるのはとても嬉しい、何だか縁起物というかパワースポットに行く気分(笑)
矢野通の「ブレイク!ブレイク!」はありませんでしたが、永田さんへの白目コールもありましたし
矢野は面白いし、石井はやっぱり迫力がありました。
ちょっと心配なのは中西の動きの悪さというか、コンディションの悪さですね・・・。

マッケンローは客がざわつくぐらいでしたし、最後も石井のラリアートから矢野の丸め込みだったのでしょうけど
丸め込む前に膝から崩れ落ちて普通に抑え込まれて負けてますからね。

うちの嫁も心配してました(笑)
というか「どうしてこの人だけ動きがこんなに遅いの?」「永田さんは若い人ぐらい動けるのに!」と
純粋な疑問をぶつけられて回答に困る私でしたが、プロレス観戦歴2年ぐらいの25歳の女性の
素直な感想として考えるととても重要な部分でもあるなと思いました。

そもそも、初めてプロレスを見せた時に永田さんの動きの良さと強さ、そして年齢に驚いていた子なので
永田と中西の違いというのはずっと疑問を抱えたままなのです(笑)

僕なんかは嫁が生まれる前からプロレスを見に行っているわけです。
なので中西や永田がヤングライオン杯をしていることから見ているわけですから
この世代がまだリングに上っているだけでも感慨深いわけじゃないですか。

でもファン歴・観戦歴が短い人からすると「なぜこの人がヤングライオンより強いのか」とか
「なぜ試合に出ているのか?」というところまで純粋な疑問を持つわけですよね。

であればやはりプロとしては基準点以上の内容を見せないといけないわけですし
その基準点にキャリアとか思い入れをファンが足してはいけない時代になったのかもしれません。

・・・まぁ、でも今20代のファンが20年後にプロレスをまだ見ているとしたら
50歳になったヤングライオンとかに思い入れ点数をつけるとは思いますけどね(笑)

ただ、要所要所では凄い動きも見せるのが野人・中西学。
(最近野人って言われないけど)
個人的には水車落としとギロチンドロップだけでも定番技に復活させるだけで
中西学らしさが蘇ってくると思うのですが・・・。

見どころ満載のテンコジVSエルガン・ジェフコブ

相変わらず名古屋ではテンコジが大人気。
というかコジの人気が凄い、やっぱり華があるんですよ。
エルガンと打ち合いしても負けない強さを今でも持っていますし
定番ムーブに「いっちゃうぞバカヤロー」もあるわけですから魅せる部分でも強い。

天山もモンゴリアンチョップと観客の「シューシュー」だけで成立するわけですから
テンコジにはこれからも元気で頑張っていてほしいと心から思わせてくれますね。

一方で相手のエルガン・コブはその体だけでお金が取れる選手ですし
また大きな外人タッグと日本人タッグというのは、構図として最もわかりやすく面白い。
僕が好きな武藤・馳VSスタイナーズやビガロ・ベイダーなどがオーバラップするので
この構図こそタッグの美しさなんだよなと感じさせてくれました。

また、第三試合目だと言うのにメイン級の盛り上がりを見せたこの試合ですが
そこには1つのキーワードがありました。

それは「フィニッシュっぽいけどフィニッシュじゃない技」の存在です。

これはプロレスラーにとって相当重要な武器だと思うのです。

この試合の選手で言えば小島の左のラリアート、そしてエルガンのタイガードライバー。
本来のフィニッシャーは右のラリアート、そしてエルガンボムなのですが
映像でもカメラワークによっては見間違えますし、現地観戦の場合は特に見間違います。

なので「決まったか・・・おお!返した!!」というところで大爆発します。

これ、別記事で特集してもいいと思うぐらいプロレスでは重要だと思うんですよね。
他の選手で言うと中邑なら当初のスライディングボマイェとかも該当するはずですし
棚橋ならハイフライアタック、内藤ならランニング式デスティーノがそれに当たります。
また腕殺しをされて威力半減したレインメーカーとか、そういう応用編もありますし、
別の応用方法だと試合終盤の旧フィニッシャーですね。
例えば後藤の昇天改とか内藤のスターダストプレスなどもそれに該当します。

「決まらないフィニッシャー」というと矛盾しますが(笑)
これを持ってる選手ってここ一番で絶対盛り上がる試合ができる強みがありますね。

エルガン組の粗さが少々怖かった

そんな試合の中、現地でもざわついたシーンがありました。
ワールドタッグリーグ開幕辺りでエルガン・ジェフコブがヤングライオンに発動した
パワーボムとバッククラッカーの複合技ですが「若手殺す気か!」とブログに書いたあの技を
この試合で大失敗したシーンは冷や汗ものでした。


小島をジェフコブがパワーボムの形で持ち上げる。
エルガンが助走をつけてバッククラッカーを狙う。
当然小島はそれを想定しているはずですが・・・


ジェフコブがキープできずに小島を不完全なパワーボムで落としてしまう。
映像で見ても受け身を取る想定じゃないので体がグシャリ・・・


慌てて持ち上げ直すジェフコブとエルガン。


再度狙うが慌てているからなのかエルガンのジャンプが低く小島の肩に手が届かない。


そしてバッククラッカーではなくパワーボムの形で落ちてしまう。

・・・僕はプロレスラーじゃないのでわからないですけど
バッククラッカーが来る想定で2連続でパワーボム食らったら相当危ないと思います。

コジは試合後ノーコメントでしたし、天山選手も首を痛めたようですからちょっと心配ですね・・・

荒々しいと粗々しいは違いますからね。
エルガンは石井選手に雪崩式のBTボムで脳天から突き刺して大慌てしているときもありましたが
もう少し丁寧にならないと大怪我や死人が出てしまうと思います。

僕はプロレスラーは超人だと思ってるし、危険な技をしてそれに耐えてこそレスラーだと思いますので
垂直落下系の技にしては受け手の強さを感じるので好きなのですが、雑で危険になってしまった技は嫌いですから。

とは言いつつもここまでの3試合だけでもかなり満足しました(笑)

4試合目以降はまた別の記事で。


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