那須川天心 vs 堀口恭司 RIZIN13

いよいよ開催となるRIZIN13
プロレスがK1とPRIDEに押し込まれてから10年以上すぎ
今は新日本プロレスが巻き返して圧倒する中で
格闘技イベントRIZINが勝負を仕掛けてきたのが今大会。

ここ最近のRIZINはGyaOでPPV観戦しているのですが
徐々に盛り上がってきている印象は受けていました。
そこへ来て、大晦日のメインで勝負するぐらいのカードである
那須川天心と堀口恭司の試合が今回のメインイベントとなります。

Contents

那須川天心の凄さ

若干20歳ですがキックボクシングで26戦無敗。
16歳でRISEの王者になるなど神童と呼ばれる選手です。
RIZINのリングでも話題となり総合ルールでも無敗。
ド派手なKO勝利を量産して、格闘技ブームを起こすためのキーマン的な選手という印象です。

見ていて気持ちが良い試合をしてくれるので応援していますし
最近では同RIZINの女子王者である浅倉カンナとの交際発覚で
それをいじられて赤面するなどまだまだ少年さが残るファイターですね。

中邑真輔のファンだったり、試合前にオカダの曲を聴いたりするなど
プロレス好きな面もあり、それゆえに「対お客」という目線でも戦っていることが
試合から出ているという点も好感が持てます。

UFCやボクシングからもスカウトがあるなど、
格闘センスに長けているため、どのジャンルでも成功するのでは?という印象です。

堀口恭司の凄さ

5歳から伝統派空手をしており、今でも稽古をしながらも
2013年にUFCに挑戦して日本人の格闘家として世界的に残した実績は
堀口恭司が一番ですね。個人的にも大好きな選手です。

UFC世界フライ級タイトルマッチまで行きましたからね。

先日亡くなった山本"KID"徳郁に憧れて総合格闘技をはじめて
KIDの弟子的な存在ですので、今回は弔いの試合となりますし
何より堀口恭司が那須川天心にキックルールでいいからと挑戦したのも
KIDVS魔娑斗の試合を超えるため、あの頃の格闘技熱を届けるためでしょう。

KIDにはこの試合まで見届けてほしかったなぁ・・・と思いますね...
また堀口恭司はもう1人の師匠二瓶弘宇さんも今年亡くしています。
本当につらい状態だと思いますが、堀口恭司の拳はもうね、3人分の思いが入ってますから
ルール的にはキックルールなので那須川天心が有利ではありますが
僕個人的には堀口恭司選手の勝利が見たいです。

堀口恭司がRIZINに来てから当然のように全勝。
バンタム級トーナメントも優勝した王者なのにキックルールを行う。
その相手はドラゴンボールで言えば悟空みたいな那須川天心。

今からワクワクが止まりません。

そして、相手を倒すだけではなく当然那須川天心も堀口恭司も
KIDと魔娑斗の試合を超えるという思いもあるでしょう。

試合時間が1秒だろうが判定だろうが、すごい試合になることは間違いないと思います。

台風24号が接近していますが、台風がビビって逃げ出すような試合になるのではないでしょうか。

RIZIN13 注目カード

セミファイルではKIDの思いを背負って山本美月が登場。
アンディウィンへのリベンジ戦に挑みます。

11試合はミルコ・クロコップVSロッキーマルティネス。
まだまだ健在のミルコ・クロコップですが、引退の考えがなくなるぐらい
絶好調で勝利を続けています。
ここでもまだレジェンドの壁を見せるのか?

イリー・プロハースカ vsジェイク・ヒューンのど迫力試合もありますし
朝倉兄弟は揃って出場し、朝倉未来はカルシャガ・ダウトベックとの試合。
計量でカルシャガの握手をシカトしてガンを飛ばす朝倉は気合が入ってましたね。

朝倉海はトップノイ・タイガームエタイとの試合。
タイガームエタイは前の試合でオニボウズをボコボコにした期待の新星。
ただ朝倉海もまだまだ負けるわけにはいかないでしょう。

たかだかアウトサイダーと呼ばれていた朝倉ですが
1戦ごとにそれを見返しているので応援しています。
彼もまた格闘技界を盛り上げていくキーマンでしょう。

大砂嵐 vs ボブ・サップというエンタメとしては最高のカードもありますし
1試合目から暴れん坊のマネルケイプと中村優作の試合ですからね。
この1試合目が当日のベストバウトになる可能性もあると思います。

なぜか途中でeスポーツの試合が3試合もあり
日韓の対抗戦という申し訳ないですが、フジTVの生中継時間に合わせるために
前回みたいに1時間も休憩時間を出さないために組まれた試合がありますが・・・

eスポーツ自体は好きですよ、ウイイレとか僕も1作目からやってますし。
だけど、リアルスポーツに加わるとかオリンピックに加わるのはどうかと思います。

別で大会を組むべきですよ。
見る人の属性が全然違うわけですから。

日韓戦なら何でも盛り上がるわけでもありませんからね。
しかもオープニングアクトではなくて第7試合として3試合組まれていて
大砂嵐 vs ボブ・サップ後に組まれているというのもどうなんでしょう。

現地はトイレタイムになってしまう気がしますし
そうなると真剣にeスポーツをしているプレイヤーにも失礼な気がします。

那須川天心VS堀口恭司のルール

単純なキックルールではなく、変則的なルールとなります。

3分3Rで延長1Rありとなっており延長はマストではなくドローあり。
6オンスグローブでのルールとなりますので、那須川天心有利ではあります。

ただワンキャッチワンアタックのルールが採用されているので
掴んで1発殴ることはOK(連打は反則)ですから、どこで堀口がインに入って
こういう攻撃ができるかどうか?でしょうね。

距離的には堀口が離れてワンモーションで入っていく形で
そこを那須川がカウンターで狙っていく感じになるでしょう。

ところでルールというのは本当に難しいもので
昔新日本プロレスで武蔵VS柴田勝頼が行われた時に
寝技20秒ルールだったので、単純にK1日本人トップと柴田が
ほぼ立ち技だけの試合になって柴田が負けたときには
腸が煮えくり返る思いでした(笑)

まぁプロレスの立場が弱い時代、暗黒期でしたからね。
この当時に総合のリングに出稼ぎに行くプロレスラーが
次々とやられていく姿というのは本当に悲しかったです。

ルールというところで言うと、まぁ今回のルールは
那須川天心が有利だとしてもお互い納得済みの試合ですし
言い訳なしの一発勝負を世界中に見せつけてほしいですね。

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