すべる話

どこへ言ってもふざけたことばかり言って場を騒がせる性格は小学生の頃から。
なんでこんなに口からペラペラと言葉が出てくるのか疑問を感じる時もあるぐらい、わたくしの日常というのはしゃべくり倒しです。
まぁ水商売もしていたし、身の回りの友人達も明るくて話ができる人ばかりだからなんだろうな。

・・・なので競馬の方での読者様と実際に会うと最初は「竹内さんって寡黙な昭和オヤジみたいな感じかと思ってました」と幻滅されてしまうのですが、仕方がない、素のわたくしに寡黙の欠片もないのですから。

そんな日常ではすべり知らずと呼ばれるわたくしですが、割合的にすべることが多い話が2つあります。

1つはこんな話。

わたくしが生まれる前に死んだ祖父は、とんでもないギャンブル狂いで家の金を持って出ていってオケラになるなど当たり前。
時には借金をしてヤクザにタコ部屋に入れられて労働させられるなどしていたのです。
そして借金に借金を重ねて、一滴も酒を飲めないくせに肝臓を壊して若くして死亡。

残された妻(祖母)と娘2人(母と伯母)は「なにか金目の遺品がないか?」と家中を探して回ると、何やら祖父の小さなタンスの中から「チャリンチャリン」的な音がした。
宝石か時計か?何なら小銭でもいい!!
そう思い、小さなタンスの引き出しを開けると、出てきたのは注射器とヒロポンだったのです・・・

これ、自分の仲間連中や飲み屋とかで話すとウケるのですが、真面目そうな人とか普通の一般的な人に話すと引かれて終わります。

そうそう、ラジオにレギュラー出演している時にこの話をしようと思ったらディレクターさんに「ダメです。」と真顔で怒られました。

もう1つはこんな話。

わたくし、お恥ずかしいことに2度結婚をしております。
で、38歳にもなろうというのに子供はおりません。
昔から出来たら出来た時と考えてましたし、正直なところそっち関係も大人しく生きてきてはおりません。
そこで数年前に不安になり郵送で精子チェックができることを知り、検査に出してみると・・・
精液の量は平均の倍、精子量は平均の半分ということでトータル4分の1の何とまぁ薄まったカルピスだソーダ。
その後、別の病院で検査しましたがやはり倍の半分の4分の1であることに間違いがなかった。

「だからさ、俺の天職って汁男優なんじゃないかなって、考えるんだよね。」

これも自分の仲間連中や飲み屋とかで話すと「シャビシャビじゃねーかよw」とウケるのですが、まかり間違ってこれを一般的な常識ある人や女性に話すと「で、でも半分あるから大丈夫だよ!諦めないで!」と励まされて終わるという事態になります。

 

こんなことを書いてしまう、そんな魔力が3月の深夜にはあるのです。

というか、最近忙しすぎておかしくなってます。

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