あれから7年ですか。
「まだ」なのか「もう」なのか、人によって感覚は違うと思いますが、それがどうであれ多くの日本人にとって3月11日という日付は特別な物になっています。
この「3月11日」のフォルムとでも言いましょうか、これが数字とか文字とかそういうことではなく図形として大きな意味を持ったと言うか、そういう印象です。
時計の針は戻るどころか進むことしかしてくれません。
ただ過去が変わらないかと言われるとそうとも思いません。
もちろん過去にあった事実は全てそのままの姿で残るわけですが、その先の自分の行動とか世界の変化とか様々なことから過去の見え方が違ってくるということは実際にありますし多くの人が経験していることだと思います。
これから3月11日という日が、東日本大震災という言葉や事実、あの大津波の姿などは人それぞれの中で同じ形で違う物に変わっていくことと思います。
ただ、どういう物になったとしても、この日にすべきことは一瞬でも思い出して考えることなのかなと思いますし、学ぶことも重要ですよね。
どうあがいても日本は地震大国です。
プレート4枚の上にあり火山活動も多く断層も多い。
どんなタイプの大地震でも起こる確率が他の地域と比べて高い場所にある国です。
南海トラフ巨大地震も起こるかもしれませんし、それは明日かもしれません。
その時に参考になるのはやはり記憶や記録、歴史ですからね。
東日本大震災や阪神淡路大震災があったことで救われる、救っていただける命もあるはずです。
なんてことを考えながら、黙祷いたします。