「うるさい子供をなんとかしなさい」 「近頃の親の教育はどうなっているんだ」 「不快な思いをさせておいて料金まで支払うのか」 近くの席で知人と食事中だった筆者は、その一部始終を目撃していた。何かの会合帰りであろうと思われる老人客8名の集団。デキャンタワイン数本をテーブルに並べ、軽食をツマミに、すでに2時間以上おしゃべりに花を咲かせているらしかった。話し声は異常なほどに大きく、時折手を叩いたり、テーブルをバンと叩くなど、よほど何か嬉しいことがあったのか、周囲の迷惑を気にせず、安居酒屋ではしゃぐ学生のような老人たち。 その時、店内を走り回っていた子供たちが、老人のうちの一人にぶつかったらしく、謝罪に来た母親に対し、老人たちが悪態をつき始めたのである。小学校低学年生くらいの男児はしょげかえり、母親は何度も頭を下げているが、グループの中で最も高齢と思われる男性と、リーダー格らしき女性は、母親を執拗に責めた。見かねた店員がやってきて老人らをなだめようとしたが、今度は店員が責められる。それが冒頭の部分だ。
昨日、ご老人がオレオレ詐欺にかかることに関して、そろそろいい加減にしてほしいと、しっかりしてほしいと書きましたが、上記の記事を読んでいて「あるある」と思ってしまいました。
なので連続してご老人に関すること。
でね、確かに飲食店でもそうだし街中でも、電車の中とかもだけどマナーの悪い若者を見ることってあまりないんだけど、わりと年齢が高い人のマナーの悪さは目につくことが多いです。
僕も電車の中とかでドアが開いて降りる人がいるのに全く道を譲らない老人とか、降りる前に乗ってくる人とか、割り込む必要がないのに前に入ろうとする人にはその場で切れることもあるのですが、月に数回はそういうことがあるわけです。
何でかな?と考えてみると、まず若い子の場合は(もちろん糞馬鹿もいますけど)今の時代、下手なことをしたらネットに晒されるって意識もあるでしょうし、ネットの書き込みなどの割合から考えるとそもそも大人しい子が多いから必要のないマナーの悪いことなんてしたくもないのでしょう。
むしろそういう「腹の立つこと」があったらネットで攻撃すればいいやと考えている人が多いはずです。
ただご老人になると「監視社会になっている」こととか「晒し・炎上」とかが自分の常識の中には存在していないってことがあるのかなと。
もう1つは、1950年代の学生運動とかでバリバリ暴れていた年代とか、1960年代ぐらいから徐々に不良という存在が出てきたことを考えると、今やこれからの老人って一昔前の老人とは違ってきているのだろうと。
これがあと10年すると完全にヤンキーブームの年代が70歳とかに入ってくるわけですし、バブルを経験して「俺は凄かった」的な人も混ざるわけですから、そりゃわがままな老人が増えてもおかしくはない。
ネオ老人なんて言葉も出てきていますが、今はギリギリ「ネオ老人サナギversion」ぐらいだと思うのです。
それは「キレる老人」という程度の甘いものじゃないと思います(笑)
もちろん絶対数が増えているから目立つというのは数字上当然のことなのですが、それにしても駅員などへの暴行数ってここ数年ずっと60代以上が1位でしょ?病院も老人が多いから仕方ないですが、病院で暴言を吐いたりトラブルを起こすのも60代以上が1位。
僕にはアイデアは無いですけど、今のうちに何らかの対策を社会全体が考えないといけないでしょうね。
ちなみに、僕が老人になっているであろう2060年。80歳ぐらいのときには、2.5人に1人が高齢者になると予測されています。
できれば・・・その時にマナーの悪い老人になるのではなくて、10代20代の子を口説くエロ爺になっていたいですね。
そう、それすなわち現状維持。