Boxing men made in 3D graphics

山中選手ほどのボクサーが、この半年間で一気に悪い気流に流されてしまいましたね。
5年9ヶ月も王者に君臨する中、絶対王者時代を崩したのはこのネリ。
去年の8月にTKO負けに屈した山中選手ですが、この試合ではセコンドが止めるのが早すぎるという声が出ました。
更にネリが筋肉増強作用があるジルパテロールに陽性反応を起こし、結果的にはメキシコで流通する汚染された牛肉が原因との主張が認められて王座を保持するという結果にはなりましたが、こんなことで山中選手も引退できるわけないだろという状況になり、10月に現役続行を決めて、今日のこの試合のために恐らくボクサー生命、いやボクサー人生、いや、人生を賭けて準備してきたはずです。

それなのに、前日軽量で山中はリミット53・5キロを200グラム下回る体重でしっかりと準備して極限まで高めている中で、ネリがまさかの2キロ以上のオーバーで王座剥奪。
涙を浮かべて怒る山中選手でしたが、非情にも試合は勝てば山中が王者、引き分けや負けだとベルトは空位というものになりました。

更にネリは協議において試合当日の午後0時に58キロのリミットで当日計量が課せられて、これが試合の条件であったが、58キロってどういうこと?なのです。

山中選手が計量後に体重を戻せると言ってもそれは水分なども多いですし、減量中は筋肉量も減少するわけです。
一方のネリはそもそも減量が全然できてないわけですから筋肉量などが落ちていない中で更に体重を増やせるわけですからもう別階級みたいなものなのでは?

そしてもう1つ重要なことは、そもそもネリは強いということ。
これが噛ませ犬みたいな相手ならいいですが、この選手は実際問題強いですし、対等の条件でも山中より強いと僕は思っていました。
それでこの状況です・・・でも山中選手には勝利していただいてこの8月から続くモヤモヤを吹き飛ばしてほしいと願いました。

しかし・・・1ラウンド中盤で思う。
「いや、もうパンチ力が違いすぎる」

案の定ダウンを取られ、2Rも3回ダウンして敗北。
ずっとボクシングで人に感動を与えていた元王者は、元気満々の相手と戦い、合計たった4分少々の何のメリットもない試合に負けて終了。
試合後「もちろんこれが最後です。これで終わりです」と引退表明、、、あまりに可哀想ですよ。

あと、比嘉選手が挑戦したファン・エルナンデスも軽量失敗で王座剥奪されていましたし、思い出すとクイリンとかベルトランとか他にもここ数年めっちゃくちゃ増えてるでしょう。

総合の世界でも昨年神取忍と戦う予定のギャビが12.7キロオーバー(これは笑ってしまった)とかありましたが、単純に減量失敗しても大きな厳罰があるわけでもなく、ボクシング団体が乱立しているから1回下手来いてもすぐに再起して王座が狙えるような状況が悪いわけでしょう。

今日だって、ネリは強いわ。って感想が多いでしょう。色々とモヤモヤするけど結局のところ減量をちゃんとしてたらどうなったか?なんてアナザーワールドは見れないわけですから、王座剥奪されても勝った者が勝者となるわけですからね。

本当に心の底から山中選手が気の毒ですし「お疲れ様でした!」なんて思えないよこれでは。

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