トルシエジャパンが好きだった
Football player on field of stadium

2018年はワールドカップが開催されます。
抽選会では、最後に日本と韓国が残り、ドイツ・メキシコ・スウェーデンと同組かポーランド・セネガル・コロンビアと同組かになり、前者であれば最悪でしたが、TVの前での僕の祈りが通じたのか後者に日本が入ることとなりました(笑)

それでも厳しいわけですが、初戦が前回ワールドカップで日本をボコボコにしたコロンビアというのも面白いですし、全てのチームが日本より強いですが、前回はハメスが爆発した年度ですし、セネガルは集中力に欠けますし、ポーランドは上手く行けば突破を決定した3戦目で当たるのでメンバーを下げるかもしれないと考えると楽しみは十分あります。

さて、ワールドカップには色々な思い出があります。

何もできなかったフランスW杯での中山雅史の魂の歴史に残る1ゴール。
チーム崩壊(人間的に)で崩壊したドイツW杯と中田英寿の涙。
南アフリカW杯、カメルーン戦での勝利の歓喜、オランダ戦での世界との差、デンマーク戦での本田・遠藤の歴史に残るフリーキック、そしてトーナメント戦、激闘の延長戦を終えてのPK、駒野の失敗と涙、選手全員の涙。
ブラジルW杯では、ドログバの途中加入で完全にビビって何もできなくなり、1人少ないギリシャ相手に監督が日和、最終戦ではコロンビアに何もできずに大敗。優勝宣言していた本田や長友らの心がへし折られました。

でも一番印象的なのは2002年日韓ワールドカップ。
トルシエジャパンの時代です。

トルシエにはその性格や厳しさなどから批判も多かったですが、ドキュメンタリーを見ると本当に熱い監督で1人1人の選手にしっかり気を使っていました。
中田英寿もこの頃は明るかったですし、ゴン中山や秋田のベテランがチームをまとめつつ、中田や松田のようなアクの強い選手もしっかりチーム主義で戦っていました。

初戦のベルギー戦では、今でも思い出せる鈴木隆行のつま先での魂のゴールと雄叫び。この大会で大ブレイクした稲本のゴール。
試合前にトルシエは「稲本はイングランドでプレーしている、中田も海外で活躍している、じゃあ鈴木は?自分は何なの?と思うかもしれない、でも鈴木も十分なレベルで戦える、だから選ばれているんだ」と鼓舞しました。

僕はあの一言が、鈴木隆行のつま先をゴールまで数センチ届かせたのだと思うのです。
だって鈴木隆行は全然ゴールを決めてなかったのですから、あの場面、あの試合で決めるには何かがあった。それがフランス人のトルシエが起こした神風だったのでしょう。

この試合で日本は歴史的、初の勝ち点1を得ました(引き分け)

二戦目はロシア戦、この試合は稲本の2戦連続ゴールで1-0で勝利。
日本がワールドカップで初勝利を上げた歴史的な試合となりました。

運命の最終戦、相手はチュニジア。
後半投入された森島が何とファーストタッチのシュートで劇的なゴールを決め、そして中田英寿がダイビングヘッドで口を切りながらのゴール。日本はこの結果グループ1位で突破するという快挙を達成。

トーナメント1回戦で負けてしまいましたが(正直、選手も日本国民もこの時点で満足して緩んだ)この時は自国開催だったとは言っても、初戦で勝ち点を得て、二戦目で勝利、三戦目でグループ突破と1戦毎に歴史の扉を次々開いて行ったわけです。

でも!僕にとって一番印象に残るワールドカップが2018ロシアになることがファンとしての願いです。

 

また、現状で僕は北名古屋市のERDE、長久手や犬山で活動しているDSSというサッカースクールに少し関わっています。
この中から、将来ワールドカップに出る選手が出てきたらより楽しいのでしょうね。

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