キャッチコピーをミスすると

忙しい中、久々にホラー映画を借りにTSUTAYAさんへ。

色々とDVDを物色していると裏表紙にこんなキャッチコピーが。

『ブギーマン・ジェイソン・レザーフェイスを超える』

ご存知の方も多いと思われるが、ブギーマンとは名作ホラー
ハロウィンのキャラで、マイケルマイヤーズという怪物である。
この映画は十三日の金曜日やエルム街の悪夢に影響を与えた
原点となるような映画です。

そして、そのジェイソンは最も知名度が高いと思いますが
十三日の金曜日の主人公(?)でありホラー界のカリスマ。

レザーフェイスは悪魔のいけにえの怪物(でも人間)であり
チェーンソーと言えばこのキャラの代名詞です。

(ちなみにジェイソンに対して間違えている人が多いですが
彼はチェーンソーを使わない。彼の代名詞はナタである)

さて、そんなドでかい3大ホラー界のアイドル(カリスマ)を
超えるとまで言うからには見ないといけないと思い
迷わずこのスマイリーをレンタル。

表紙の怪物の風貌が期待感を増させる。

が・・・なんだ、このオープニング5分で感じる
『スクリーム臭さ』は。

「もしかして、これ友人が犯人なんてオチじゃないよな?」と
頭に過るが、そんなことはないだろうと頭を振る。

しかし・・・
このスマイリーなる怪物は基本的にPCの画面内にしか出ず
はっきり言って目立たない!

更に、劇中だけで「夢オチ」が4回も5回もある!!

80分を過ぎて、どんな落とし前を付けてくれるのかと思ったら
案の定・・・『身内が犯人でしたオチ』

このキャッチコピーを付けた人間は、ジェイソンやブギーマン
レザーフェイスを覧たことないだろ!!

これは詐欺に近いです。

仮にこれがジャンル的にジェイソン達のような映画であれば
駄作ということで終わるわけで、逆に「スクリームを超えた」という
キャッチコピーであれば比較的悪くなく作品なのである。

しかしこれでは・・・

『ドラゴンボールZを超えるバトル漫画!』

というキャッチコピーの漫画を読んだら

『湘南爆走族みたいな内容だった』

ぐらいの印象です。

いくらウリ文句として良いものであっても
内容と乖離していたら詐欺です。

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