ワールドタッグリーグで結果が出ずにイライラすることもありましたが、最後に勝利&握手で締めた鈴木みのる&永田裕志の犬猿ストロングスタイルタッグ。
結果が出なかったこと、最後に完成が見えてきたことによって「今後も続く可能性がある」ことになったと考えればね、終わりよければ全てよしですよ。
さて、試合後にHOUSE OF TORTURE入りした成田蓮選手について聞かれた鈴木みのる選手はこのような言葉を残しました。
成田だけじゃない。この新日本プロレスに関わる人間全て、オイ、レスラーもスタッフも、全てお前ら(報道陣)もだ、お前ら誰も、ストロングスタイルが何か知らないだろ。知らないから勝手に想像して、『きっとこうだろう』『きっとああだろう』つって、なぁ、『こんなスタイルなんじゃねぇか』『こんなんじゃないか』何言ってんだよ?
https://www.njpw.co.jp/card_result/457444
俺はストロングスタイルと呼ばれている時代の、末席だったけど、一番端っこだったけど、俺はそこにいたんだよ。全てを見てきたんだ。だからテメェら、なぁ、全ての全レスラー全社員、オメェらなぁ、どんだけ『新日本プロレス』という看板背負ってようがなあ、軽々しくストロングスタイル、名乗るんじゃねーよ。俺が許さねぇ。あぁ!?それは成田だけじゃねぇ。全ての人間だ。ふざけんな、この野郎。オイ、俺の生きてきた道、それがストロングスタイルだ」
言葉の重みが凄いですよね...
鈴木軍時代より遥かに。
過去にもブログで書き残していますが、鈴木みのる選手は鈴木軍としてではなく「鈴木みのる」として各地の様々な団体で戦っている時の方が言葉が熱くて好きでした。
恐らく鈴木軍から鈴木みのる選手を知った人、ファンになった人は別としても「鈴木みのるのファン」が見ている「鈴木みのる」というレスラーは鈴木軍のボスとは少し違ったと思うのです。
ただ、今新日本プロレスで活動する鈴木みのる選手は「新日本プロレスを侵略するために来た鈴木軍のボス」ではなく「ストロングスタイルというユニットの鈴木みのる」です。
以前の新日本プロレスでの鈴木みのる選手であれば「俺以外がストロングスタイルという言葉を口にするな」ぐらい言いかねないと思いますが、今回は「何いってんだよ」と言いながらも「ストロングスタイルがわからないから、ストロングスタイルとは何か?を想像して考えたりするんだろ」と一定の理解を示しているように思うのです。
そして「鈴木みのるが生きてきた道(この先も)」がストロングスタイルだ、という1つの答えを口にする凄さですよ。
恐らく来年も鈴木みのる&永田裕志での活動があるでしょう。
これから先もストロングスタイルという言葉は残りながらも、2~30年後には伝言ゲームのように形を変えてしまうとは思います。
そう考えると「ストロングスタイルの概念」のようなものを目にできる時間は長くないでしょうから・・・この犬猿ストロングスタイルタッグの活動を目に焼き付けるしかありませんね。