最高だったと思う

全日本プロレスの代々木大会ですが、今年一番良い大会だったなぁと個人的には思います。
この規模の大会でG-INFINITY選手権試合しかタイトル戦が無く「大丈夫なのかよ?」という声も多々ファンの口から出ていましたが・・・カードが面白けば人は入るし盛り上がるということですよね。

三冠戦とか世界タッグがある大会より全然面白かったですよ、マジで。

残念ながら全日本プロレスには第1試合をシングル戦で温めるというポジションの選手がいません。
ただそこはネームバリューのあるヨシタツ選手と初見の人に対してもキャッチーなブラックめんそーれ選手が対応。

2試合目の土井・谷嵜・大森北斗vs鈴木鼓太郎・佐藤恵一・MAZADAの6人タッグはスピード感も激しさもあって4分間の短い試合でしたが良い試合でした。

そして渕さんが復帰戦を行い、ここは皆で幸せになれるという前半戦。

4試合目では岩本煌史選手が全日本プロレスに久々の参戦。
野村卓矢・阿部史典・井上凌と組んでT-Hawk・リンダマン・入江茂弘・ジュンジェとの8人タッグでしたがまず「岩本煌史おかえり!」というか「戻ってこいよ!」というファンの思いが爆発しての大岩本コールが印象的でした。

岩本煌史vsリンダマンで始まったこの試合。
前者は世界ジュニアを4度戴冠して「もし次があれば最多戴冠タイ」となる男。
後者は全時点の世界ジュニア王者ということになるわけですが、試合後に何かチラッと岩本煌史がリンダマンにアピールしていたようにも見えたのですが・・・

それにしてもこの試合、豪華メンバーですから好試合になることは確約済みのような状況でしたがそれを上回るぐらいのスピード感と重い攻撃を兼ね備えた各選手の戦いは素晴らしかったですね。

今年見た8人タッグで団体問わず一番面白かった、一番凄かったと思いましたよ。

そして諏訪魔・佐藤光留・田村男児vs秋山準・高木三四郎・岡田佑介の荒れた試合も面白かったですね。
この関係性で荒れた試合にならないわけがないですが、こういう時の諏訪魔選手の怖さは健在であり魅力です。

ただ一番印象的だったのは諏訪魔選手も秋山選手でもなく田村男児選手でした。

昔とは比べ物にならないパワー、特にラリアットの凄さは目を見張ります。
加えて場外でのかなり狂った乱闘、SNSを見ても昔の天然で可愛いキャラから「サイコパスなんじゃないか?」と思うような感じになってきたので「田村男児ver2」が完成されてきている印象です。

田村選手は対抗戦にかなり向いているなぁと思いましたから今後も荒っぽくなる対抗戦にどんどん出てほしいですねぇ。

6試合目のKAIRI・安納サオリvsウナギサヤカ・Sareeeの試合も見入ってしまいました。
激しく美しく、、、打撃1つ取っても一般的な男子プロレス団体より激しいやんと(笑)

この試合は私の妻も見入っていましたが、同姓にも支持される理由は試合そのものでしょうね。
可愛いだけ、綺麗なだけ、ほぼアイドルビジネスみたいな女子プロレスではなく戦いをしっかり見せてくれる女子プロレスなのですから。

7試合目は本田竜輝GOA卒業試合。

青柳優馬・青柳亮生・ライジングHAYATOvs本田竜輝・児玉裕輔・花畑正男
青柳優馬選手が本田選手に卒業証書を渡すというショートコントから始まりましたが、奇遇なことにその裏の新日本プロレスでは内藤哲也選手がジェフコブ選手に手書きの偽造権利書を渡していたんですよねぇ。
これもデスティーノ、運命なのでしょうか?

G-INFINITY選手権試合
斉藤ジュン・斉藤レイvs石川修司・綾部蓮
これはもう「ど迫力!デカい!デカい!とにかくでかい!」に尽きます。
こんなカードが見れることも全日本プロレスの魅力です。

そしてメインイベントは宮原健斗デビュー15周年記念試合
宮原健斗vs安齊勇馬、スーパースターとスーパールーキーの試合。

キャリアはないものの新日本プロレスと絡んだりノアのN1に出たりと場数を踏んだことで安齊選手はこのビッグマッチのメインでも全然緊張していない印象でした。
ただ緊張していなかろうが今一番脂が乗っている時期であろう宮原健斗の前に完敗。

宮原健斗選手は15周年試合を勝ち星で締めくくりましたが、これだけ盛り上がった大会なので更にモチベーションが上がったのではないでしょうか?

正直、今回の参加選手が常にいるなら・・・すぐ満員に戻りますよ。

でもかなりの人数が外様ですから、そうもいかないでしょうけど。

ただ、今月も来月もまだ岩本煌史選手は参戦しますし新崎人生・鈴木秀樹・岩本煌史という面白いトリオのカードもあったりするのでこの勢いままに大晦日の大会まで突き進んでほしいですね。


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