A.Bの4名が確定

辻陽太選手の兄弟が登場したり、タイチ選手とグレート-O-カーン選手が今の新日本プロレスでは通常見られないような試合をしたりと色々な見どころがあった大阪連戦。

そんな中、まずAブロックとBブロックの決勝T進出者が決定しました。

Aブロック1位 SANADA
Aブロック2位 ヒクレオ
Bブロック1位 オカダカズチカ
Bブロック2位 ウィル・オスプレイ

現在のIWGP王者、前王者、US王者、団子状態で2位は誰だとしてもそこまでサプライズの無い中でのヒクレオ進出とここまでは順当な結果と言えそうです。

さて、ここから何かサプライズが起きるのでしょうか。
今年のG1の1つのテーマであるジャイアントキリングは起こるのでしょうか...?

と考えたのですがそもそも「ジャイアントキリング」とまでいえるようなカード自体が無いような印象ですけどね。

Cブロックの話

Cブロックに関しては大混戦ではあります。

EVIL(8点)vs鷹木信悟(7点)
エディ(8点)vsフィンレー(8点)
タマトンガ(7点)vsHENARE(4点)

引き分けのパターンまで含めてしまうと複雑なケースもありそうなのですが、まずエディとフィンレーに関しては勝てば勝ち点10なので進出が確定と見ていいはずです。

負けた方は勝ち点8ですので、EVILと鷹木の試合後に必ずどちらかが勝ち点9以上あることから負けたら終了ということになりそうです。

EVILは勝利すれば勝ち点10なので突破が確定。
鷹木信悟が勝利した場合にタマトンガも勝利していたら勝ち点9で並びますが...直接対決で引き分けなんですよねこの二人。

またエディ・フィンレーが引き分けでEVIL・鷹木が引き分けでタマトンガ勝利だと勝ち点9が4名に。またEVIL・鷹木で鷹木が勝利して他が引き分けだとこれも4名が勝ち点9になります。なので大混戦ブロックは大混戦のまま終わるというケースもありますが・・・

可能性が高そうなケースは
フィンレー勝ち→オスプレイ戦でNEVER王者vsUS王者戦
EVIL勝利も2位通過でイビサナ戦、もしくは鷹木2位通過で元L・I・J対決へ。

といったところでしょうか。

Dブロックの話

Dブロックも混戦になっています。

ザック(8点)vs後藤洋央紀(6点)
棚橋弘至(6点)vs内藤哲也(8点)
ジェフコブ(8点)vsシェイン(4点)

基本的に「シングルのタイトルホルダーは勝ち上がり」という流れができている感じではありますし、一番今年のルールに向きそうなTV王者のザックは上がるのかなと思っていました。

ただ、実は意外にも不利な立場になっています。

内藤哲也・コブが勝利すると勝ち点10になります。
で、ザックが勝利して勝ち点10で並んでも直接対決で両者に負けているのでザックは敗退なんですよね。

ただそれが一番わかりやすいというか、説得力あるコブとやはり人気の内藤哲也が進出してTV王者のザックは勝ち点では1位タイで面子を保つという形は理想的なのかなと。

一番面倒になるのが後藤勝ち・棚橋勝ち・コブ負けのパターン。

こうなると勝ち点8で棚橋・後藤・内藤・ザック・コブが並んでしまいます。

そう、勝ち点首位同士の試合が最終戦にないのでこの可能性があるのです。

仮にこうなると直接対決の結果はどうなっているでしょうか?

棚橋弘至→後藤・内藤に勝利、ザック・コブに負け
後藤洋央紀→ザック・コブに勝利、棚橋・内藤に負け
内藤哲也→後藤・ザックに勝利、棚橋・コブに負け
ザック→棚橋に勝利、後藤・内藤・コブに負け
コブ→棚橋・内藤・ザックに勝利、後藤に負け

・・・ん?

コブは3名に勝利して突破になり、ザックは1名に勝利で敗退。
ただこの場合の棚橋・後藤・内藤はどうなるのでしょうか?
勝ち点で並んだもの同士での直接対決成績だとイーブンになりますが、この3名での結果だと棚橋が後藤・内藤に勝利しているのでコブ・棚橋という線になる?

なんとも複雑ですね。

後は試合順の問題でコブ勝利で勝ち点10→ザック勝利で勝ち点10となってしまうと、内藤が負けか引き分けでコブ・ザックの勝ち抜け、内藤勝利でコブと進出→ザック敗退なんて構図になってしまいますから・・・メインの棚橋弘至が可能性0での登場となるのは考えにくい気がしますよね。

これは勝ち点の問題でコブ、ザックの両試合が引き分けでも同じことが言えます。

なので盛り上がりを考えるとシェインがコブに何とか勝利→後藤洋央紀がザックの単独首位を食い止める→メインで棚橋弘至の逆転生き残りも内藤勝ち抜けも残した状態となる可能性もあるのかなぁと。

もしくは逆にコブ勝利で勝ち点10
後藤勝利で後藤とザックの勝ち点8
棚橋勝利で棚橋と内藤の勝ち点8

4名の直接対決の構図だと

棚橋→後藤・内藤に勝利でザックに負け
後藤→ザックに勝利で棚橋・内藤に負け
内藤→後藤・ザックに勝利で棚橋に負け
ザック→棚橋に勝利で内藤・後藤に負け

直接対決で2つ勝利しているの棚橋・内藤、そしてこの直接対決の結果が棚橋勝利でエース逆転進出のパターンでしょうか。

こうなるとヒクレオvsコブ、オカダカズチカvs棚橋弘至というしっくりしたカードになりそうです。

ある意味で言えば今の棚橋弘至選手が勝利していけばジャイアントキリングとも言えなくないですし・・・

ただそれはわりと勝手な理想の話で、何だかんだ内藤哲也vsオカダカズチカ→内藤哲也勝ち抜け→SANADAが鷹木信悟を倒してL・I・Jから今年シングル全勝→内藤哲也が勝利→内藤とコブのDブロック優勝決定戦で内藤がコブにリベンジ→内藤優勝

こんな感じになりそうな予感もしなくもないですね。


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