狂猿

10年前ぐらいの自分に「新日本プロレスに葛西純が立ってマイクしてるぞ」なんて言っても信じなかっただろうなぁ。

「新日本プロレスファンのみなさん、はじめまして。プロレスリングFREEDOMSの葛西純です」

こんな言葉が未来に存在していたとは。

この葛西純を新日本プロレスのマットに引き上げるからには、それなりのルール、用意してくれるんだろうな?
俺っちはよ、喜んでオマエのタッグパートナー、務めさせてもらうけど、ある意味、新日本プロレスの歴史を、狂わせるつもりでリングに上がるからよ。

https://www.njpw.co.jp/card_result/431438

「新日本プロレスの歴史を狂わせる」

こんな刺激的なワード、ここ最近の新日本プロレスマットで生まれたでしょうか?

そして、リング上でデスペラード選手はこう返しました。

「新日本のリングで、デスマッチのルールに関しては、思うところがあるので、以前ツイッターのほうでも長文を書きましたが、俺ができる範囲で状況は整えさせていただきます」

そして試合後にもこのように話したデスペラード選手ですが・・・そう、ここが大問題なのです。

「最高じゃない?そう、そうだ。これでレフェリー、セコンドについて。あとスタッフについて。俺ができる範囲で、できる限りで、状況は整えさせてもらいます。中途半端な……新日本の選手が、レフェリーが、セコンドが中途半端って意味じゃないよ?

でも、ことデスマッチに関してだ。そういう面で言うとプロフェッショナルとは言い切れない。だったらそこを用意しないとプロのリングじゃないと。できる範囲で俺は頑張る。

https://www.njpw.co.jp/card_result/429042

デスペラード選手の夢は1つ叶う、しかしここで葛西純選手や多くのインディー選手やインディーファンを失望させる可能性があるのが「ルール問題」です。

過去に葛西純選手の試合を見たことがある人やハードコアなプロレスを見てきている人からすると・・・新日本プロレスのデスマッチやDQ戦というのはその名前の前に「なんちゃって」が付きます。

これは新日本プロレスファンの私でもはっきり言います。

新日本プロレスで行われるデスマッチは「なんちゃってデスマッチ」です。

「な、ならお前はできるのか!!」

そういう人もいるんですけど・・・できるわけねーだろ、と。

というかね、ファンに対して「お前がやってみろ」とかって言うのはプロレスラーに対して一番失礼な言葉ですよ。

これがわかってない人は世の中の「プロ」が行うことをね、見る資格が無いです。

まぁたまに「プロ側」が「お前がやってみろ」って言葉を使うこともありますが、その時点でプロじゃねーです。

で、話を戻しますが正統派な新日本プロレスのリング上なので「なんちゃって」でもいいんですよ、デスマッチに関しては。

た!だ!

葛西純が新日本プロレスに来るんですよ。

デスペラードが呼んだんですよ。

これで、また「なんちゃってデスマッチ」なんてやらせたら葛西純に失礼ですし、デスペラードが笑われてしまうんです。

でも「新日本プロレスでできる限界のルール」はあるでしょうし、子供も見ますからね・・・今さらR指定もできないでしょう。

あ、でも僕は子供がデスマッチを見るのは別にいいと思いますよ。

だって僕自身も初学生の頃にFMWを見ていましたし、グロ系ホラーも大好きですし、でも大人になって犯罪などせずに競馬の本を書いたりして生活できていますから(笑)

ただ時代が変わっていますからね・・・

それでもこういう時ってのは「本来の葛西純の試合を見ている人ですら唸らせる男気」を新日本プロレスが持って出ないとダメではありますし、そこまで覚悟しているからこそ呼んだとは思いたいのですが・・・。


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