宮原健斗が入り口になれば

しびれを切らした宮原健斗がNOAHに登場。
そのやり取りに関しては映像を見ていただくのが早いのですが、個人的に「やっぱり宮原健斗は凄いなぁ」と思いましたね。

雰囲気があるし、余裕があるし(余裕が無いであろう時でも余裕があるんですよねぇ)マイクに関しても最近のプロレスの世界は昔のように感情のまま喋るのではなく「間違えないように噛まずにゆっくり間をあけて話す」選手が多い中で、宮原健斗選手はスラスラ言葉が出てくる上で聞き取りやすくて感情も入っているので、心地良さと勢いのバランスが良いじゃないですか。

で、やっぱりこの宮原健斗という存在を外に出していくのは「なんでこれまでやらなかったの?」というぐらいプラスの効果が大きいと思うんです。

武藤敬司引退大会の時も「宮原健斗って選手いいね」という感想は他団体ファンからも多く聞こえてくる言葉でしたし、入場曲の良さということも後押しなのですが入場から退場まで全て中毒性がありますから「また見てみたい」と思わせることができるじゃないですか。

数年前に私の年の離れた弟(プロレス知識ほぼ無し)を全日本プロレスの会場に連れて行ったところ、宮原健斗選手の試合の時に「この人が出てきたた会場の雰囲気が変わったってことは、この人が一番の選手なの?」と言ったぐらいですから、初見の人にも伝わるわけですよ。

で、全日本プロレスとノアの相性の良さから考えると「客の奪い合い」にはならないと思うんです。「あっちも好きだな」と思わせることができる組み合わせだと思うんですよ。

その割合がお互いのファンからどれだけ生まれるかの勝負になりますが、宮原健斗という入り口はかなりデカいですから、全日本プロレスにとって大チャンスです。

何なら元全日本プロレスの元三冠王者のジェイク・リーがあっさり清宮からGHCを奪ったという状況もありますし、全日本プロレスの凄さを広めていく久々の好機でしょう。


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