詳しく内容を書けない話ですが
とあることで続いていた裁判に関わっていまして
先日、証人として法廷に立ちました。
何でしょうね・・・
元々緊張しいなのが悩みだった自分が
10代後半から水商売をして改善されて行き
20代半ばでは特に緊張するタイプじゃなくなり
36歳まで色々なことを経験している間に
こういう場でも対して緊張しなくなっていることに驚きました。
まぁ、弁護士さんからも「おかしなことはしてないので正直に喋るだけ」
ということだったので、何も考えずに事実だけ話すだけだったので
緊張が少なかったのかもしれません。
時間になり法廷に入り、住所氏名などを書き印鑑を押し
「嘘偽りなく話す」という誓いの言葉を読み上げてから
裁判はスタートしました。
まず原告さんと原告さんの弁護士さんのやり取りがあり
それを私は傍聴席(と言っても距離的に1メートル無い)で聞いて
原告の言うことに間違いがないか?をメモを取らずに聞いていました。
記憶力に関しては人並み以上あるのが自慢ですから
ふんふん、と聞いているだけで全て頭に入りました。
続いて裁判長から被告に対して疑問点を問うのですが
これが中々の迫力で・・・ここでちょっと見ていて緊張しましたね。
で、被告側の弁護士が原告に質問をするのですが
要するにこれは矛盾点などについての追求であったり
事実確認を明確にするという部分でのはなしが20分ほどあります。
で、被告となる私の近い人とコチラ側の弁護士での話が始まり
事実について述べて、それが終わり原告の弁護士からの質問が始まります。
それが終わって、裁判長からは特に質問がなく終了。
そして最後に証人として出廷した私の順番に。
まず弁護士からの質問に回答していくのですが
通常、暗黙の了解で弁護士とクライアントは事前に打ち合わせや
練習をかなりするものらしいのですが、私の場合は特に事実と違うことを
発言するメリットもなく事実を述べれば良いという状態でしたので
ほぼぶっつけ本番でのやり取りをしていきました。
で、、、まぁ心象としておとなしくしているのが良いはずなのですが
それまでに、原告だけではなくてその場にいる全体的に
それまでのやり取りの内容が気に入らない部分があったので
「そもそも皆さんの認識が違う話で進んでいるので・・・」と
思い切って正してみたところ、、、それはそれで正解だったようで
ここで若干調子に乗ってしまい、徹底的に細かくネットの仕組みや
ビジネスに関わる部分の話を1から10まで話し倒してみました(笑)
原告側の弁護士さんからの質問に関しても
あるがまま返答し、間違いは指摘し、少々笑いも入れてみたりと
正直後から聞いたところ「こいつ何を言うんだ」と焦ったそうなのですが
裁判長すらクスッと笑わせることができてしまい、
原告側の弁護士さんも何だこいつ!?と思って慌てたのか
資料が見つからず、資料無しで喋り始めたところ
若干裁判長に怒られるという光景まであったりしたので
『あぁ、俺ってちょっと変な人の部類に入ってきたんだな・・・』と反省。
その後は会議室のようなところで
裁判長や書記の方、僕らと弁護士さんで話す時間があるのですが
スタートしてから20分ぐらいまた喋り倒してしまい
裁判長から「証人の竹内さんしか喋ってないですが・・・」と苦言^^;
その場でもいくつか笑いを取り、驚くぐらいほのぼのとした
裁判になるという想定外の結果になりました。
「裁判長って笑うんだな」
というのが一番印象に残ったというか
当然裁判長だって人の子ですし、鬼でも閻魔大王でもなく
裁くという重要な仕事をしている普通の人なんだなと。
結果に関してや内容については口外できないというルールがあるので
その後どうなったのか?については書けないのですが
個人的には凄く良い経験だったかなと思います。
もちろん二度と裁判は嫌ですし、原告にも被告にも証人にもなりたくないですが
言葉の重要さであったり、人の話をちゃんと聞いて理解していくという重要さ、
またどういう場であっても空気を作ったり変えることはできる可能性があること、
そして真実を伝える上で、言い回しを1つ間違えるだけで真実でも真実ではなくなる
可能性があるということなどを一気に理解し直せる機会になりました。
そして、こういう経験をする人がもしかしたらいるかもしれないので
1つアドバイスを書いておきます。
僕の印象では、裁判を沢山抱える裁判長も弁護士さんですから
その件に関して100%の理解はしていないと思うべきです。
彼らが理解しているのは大きなポイントに関してなんですね。
となると、その全体像を100%理解しているのは
当事者である原告や被告、そして証人となります。
明らかな矛盾が答弁の中に出てきても
裁判長も弁護士さんもスルーすることが多々あります。
そういうところに気がつけるのはやはり自分自身ですし
裁く手伝いをするのが裁判長、弁護の手伝いをしてくれるのが弁護士さんであって
結局のところ己を守るのも己が攻撃するのも己自身が重要です。
緊張したって構いません。
その物事に真剣に打ち込んでいたのであれば
大体のことは記憶に残っていますし
記録にも残っているのであればそれを話すのみです。
忘れるということは腑抜けていたり本気じゃないからです。
本気で取り組んでいたら本気で話すことができますし
そこに嘘も偽りも必要なんてないはずです。
・・・辛いのは、どういう結果でも100%スッキリしないことですね。
特に、闘う必要がどこにあったの?というような裁判の場合だと。