レスリングどんたく 2016
今年のベスト大会はドームか両国だと思っていたけど
このどんたくが個人的には一番です。
永田裕志のNAVER戴冠はやっぱり昔からの新日ファンには
嬉しい事だろうし、年齢的にキツイかもしれないけど
それ以上にキツイ攻撃の柴田の壁になってくれたのは嬉しい。
これで今後の柴田にも本当に楽しみが増えるからね。
ライガーとKUSHIDAの試合も本当全盛期のライガーに
近いぐらいの動きだったし、KUSHIDAは数少ない
90年台の新日Jrのエッセンスと今の新しいJrの動きを持つ
素晴らしい選手だけに、ライガーとの試合も熱かった。
そして、このライガーと永田VSKUSHIDAと柴田のタッグで
何度もあった前哨戦から本当に面白く熱かった。
メインを食うような試合が何試合もあって面白かった。
棚橋がインターコンチネンタルに挑戦して
それもラダーマッチになるという展開もありつつ
オカダカズチカとSANADAの若い未来あるシングルも
中々想像以上に咬み合って面白い試合になっていた。
ただ今後を考えると、個人的にはインターコンチネンタルを
棚橋が得た場合にSANADAが挑戦するなどして
棚橋を壁としてレベルアップしてほしいタイプのレスラーかなと。
メインの内藤哲也と石井の試合はベストバウト候補でしょう。
石井のインディーからのし上がった泥臭さも上手さも出ていたし
長州や天龍を感じさせつつも自分のスタイルを崩さなかったし
内藤哲也も90年台後半からの新日っぽさを持ちつつ
今現在の速い綺麗なプロレスもできつつ、ヒールを完璧にこなせる。
垂直系の技が多く、特にリバースの垂直落下式ブレーンバスターは
ゲスト席の棚橋が慌てて立ち上がるぐらい危険な落ち方だったので
見ていてヒヤヒヤしたし、、、、その、垂直落下式が多発すると
一時期の全日~ノアのような怪我も増えると思うから嫌なんですけど
大一番ではそれぐらい体を張るのがレスラーだとも思うし、
この辺りは本当に怪我なく熱い試合を見せてほしいなと思うわけです。
さて、これでベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを挟んで
大阪城ホールでの大会が6月にあるわけですが、
個人的には、介入なしで内藤の防衛、永田裕志はもう1度
柴田を退けてNAVERの新しい価値を見せてほしいなと思います。
棚橋はケニーに負けても勝っても輝ける人ではありますが
棚橋が勝つなら、もうインターコンチネンタルとIWGPは
統一戦をしちゃえばいいような気もするんですよね。
あまりにも今はベストが多すぎますから・・・。
もう1つ、個人的には中邑真輔がいなくてもAJがいなくても
十分魅せれるのが新日本だと両国以降で感じました。
もちろんいつかまた見たいけども、です。
ただ、一番の痛手はアンダーソンだったなぁと。
これは新日を昔からずっと見ている人なら思うだろうけど
アンダーソンほどタッグ戦線に必要な奴おらんぞと(笑)