胡蝶蘭と祖母

事務所にいただいた胡蝶蘭。

何となく懐かしく感じるのは私が18歳ぐらいから
名古屋錦で働いていたからでしょう。

店の周年、誰かの誕生日ともなれば
お客様が入れないぐらい胡蝶蘭があちこちから届き

『これぞ夜の世界だよな!』という景色には
必ず胡蝶蘭がワンセットになっていたからです。

また、胡蝶蘭を見ると思い出すのが祖母の元気な頃。

私の祖母は昼は善人、夜に酒を飲むと警察出動というレベルの
凄まじい酒乱で、数々のエピーソードを私が笑いながら人の話すと
聞いた人がドン引きしたり涙ぐむぐらいだったのですが
この祖母はこの胡蝶蘭を育てるのが非常に上手だった。

店から持って帰ると、まず普通じゃ考えられないぐらいの長い期間
胡蝶蘭を自宅で綺麗に咲かせ続けるのです。

更に、枯れて花が落ちてからもいつの間にかまた咲かせるという
難易度が高いと言われていることを当たり前にこなしていました。

0から100になって、100を120ぐらいの活用をした後に
0からまた100を作り出せるというのは凄いことです。

ビジネス的に考えてもそういうことができるものがあれば
大成功するだろうなぁ・・・なんて胡蝶蘭を見ながら考えてしまいました。

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