このサイトで今と未来をまとめていくよりも先に
少し振り返る時間を作ろうと考えて何年も前から書き続けている
個人ブログを見ていると、真っ先に目についたのが2012年3月の記事が目に入った。

なぜなら、小学生の頃から好きだった桜玉吉先生が復活したからだ。

この桜玉吉先生を知ったのはファミコン雑誌として有名な
ファミ通で書かれていた『しあわせのかたち』という漫画。
最初は読み流す程度でしたが、徐々にエッセイ漫画的な変化をしてから
本人桜玉吉の人間性やキャラクターにハマり大ファンになったのです。

その後、完全に日記漫画として作品を出し始めて
防衛漫玉日記 幽玄漫玉日記 御緩漫玉日記など全てを何度も読み返すぐらい
大ファンではあったのですが、桜玉吉さんは重い鬱を患ってしまったことで
作風が急にブレたり、そもそも書かなくなる期間も長くなってしまい
完全に休載状態のまま長い年月、表舞台から姿を消していました。

しかし、2012年に復活。
このことを知った時と実際に雑誌を見た時は本当に嬉しかったです。

桜玉吉さんが休んでいる間に、自分も大きな括りで言えば
本を出す側になりましたし、同じ本屋の中に桜玉吉さんの本と
私の本が存在していることもあるかと思うと嬉しかった。

世間と少しズレた仕事をしていると(時間的にとか)
精神的にしんどい時もありますが、頑張っていれば
挫けた時でも復活できるし、復活させてくれる人達もきっといます。

鬱の人に「頑張って!」は禁句だなんて言いますけど
僕はそんなことないと思うんですよね。
だって鬱の人は鬱と戦って頑張ってるわけじゃないですか。
頑張ってる人にエールを送れない社会なんて余計に辛いですよ。

なんてことを桜玉吉さんの復活を見た時に考えました。

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