野菜を克服も嬉しくない事実

子供の頃から偏食の私は野菜をほぼ食べずに肉食で生きてきました。
食わず嫌いなのではなく、食べた上で「不味い、不味いから食べない」という考え方だったので一生野菜を積極的に食べることはないと思っていたのです。

また野菜だけではなく貝も苦手だったので、よくこんな会話をしたものです。

食べれないものある?

竹内
俺、キノコと貝が食べれないんだよね

下ネタやん

竹内
いや、マジでなのよ

しかし、どういうわけかこの1年ぐらいで野菜を次々克服しています。
きっかけは京都の天ぷら屋、舞妓飯で天ぷらセットを注文したところ、やたら野菜が美味しそうに見えて食べてみたところ「美味い!」と感じたことに始まり、近所の居酒屋で出てきた椎茸の串が異常に美味しそうなフォルムだったので食べて見たところ「なんじゃこれ!」と感動。

そんなことが続いて今ではどこへ行っても野菜を注文するので、昔から私を知る人が「え!?裕也が野菜食べるの??」と軽いパニックを起こすぐらいの野菜好きになってしまいました。

ところでなぜ年齢を重ねると何でも食べれるようになると皆言うのか?そして実際我が身にもそれが起こったのか?

調べてみると・・・大人になったからではなく、どうやらただの加齢っぽいです。

というのは若い間、子供のころなどは自分の身を守るために味覚の中の苦味やエグミを感知する能力が高いんだそうです。
それが歳を重ねるごとに鈍感になるから、野菜の味を美味しく感じるということじゃなくて、野菜の苦味やエグミを感じなくなって行くから食べれるようになるだけ、美味しく感じるだけってことらしいのです。

ということは、子供の頃に「あんた野菜食べなさい!美味しいんだから!」と大人に言われていた時というのは、その大人は味覚が落ちているから美味しいと感じているだけで、こちとら味覚が若いからお前より味を感じれるから美味しく感じなかったんだ!ということになりますよね。

そして私も「野菜?美味しいじゃん」なんて言うようになっていましたが、単純に味覚の能力がガタ落ちしているからという・・・

何だか野菜が食べれるようになったことが嬉しくなくなりました。

Twitter