中心は岩本煌史

Jr. BATTLE OF GLORY 2023の記者会見が行われました。

参戦するメンバーは以下の8名です。

《出場選手》

青柳亮生(前年度優勝)

田村男児(前年度準優勝)

ライジングHAYATO

井上凌

佐藤光留

土井成樹(初出場)

岩本煌史

阿部史典

記者会見で岩本煌史選手がハッキリ言っていたように「フリーの選手が参戦して注目されている」という点は間違いありません。

もちろん青柳亮生選手を中心に世界ジュニアを守ってきたことも事実ですし、ライジングHAYATO選手のキャラの良さも、田村男児選手の経験値も、井上凌選手の成長力も素晴らしいものがあるこの1年でした。

ただ、そんな中で佐藤光留選手が持つ緊張感や土井成樹選手の存在感、売れっ子でどこの団体でもファンを増やしていく阿部史典選手、そして元々全日本プロレスジュニアの不動の王者だった岩本煌史選手の4名とではかなり差があるように感じます。

特に岩本煌史選手の存在は今回とても大きいでしょう。

私が岩本煌史選手と交友関係がありますので贔屓目だと思われるかもしれませんが、それ以前から私は彼のファンですし、交友関係が無くても感想は同じであろうことは前置きしておきます。

まず、岩本煌史選手がいなくなったことで全日本プロレスジュニアを守ることになった選手たち。

青柳亮生選手が筆頭になりますが「岩本煌史が抜けたところに繰り上げで入った」のか、それとも「実力で昇ったのか」を見せなくてはいけない構図になります。

もっと言えば「岩本煌史が退団していなかった世界線があった場合にでも全日本プロレスジュニアのトップに立てていたのか」を見せる必要があります。

ただ、一方の岩本煌史選手はブランクなど全く無い戦いを各団体を見せていますし、何なら休業前よりパワーアップしているぐらいです。

肉体的にもですが、頭が良い選手なのでプロレスを離れて見ていた期間が明確にプラスになっている状況。360度のプロレス視野を持っているような戦いをしています。

全員5分以内に倒すという発言を記者会見でしていましたが、これもハッタリではなく自然と出てきたレベルの「当たり前」ぐらいの自信があるのでしょう。

これに対して青柳亮生・田村男児・ライジングHAYATO・井上凌の各選手がどこまでの意地を見せるのかはこの大会の注目点です。

加えてファンからは勝ち負けより内容も重視されるはずですから、仮に岩本煌史に勝てたとしてもそれが「勝てた」で終わるのか「超えた」なのか「並んだ」なのか、ファンがどう思うかも重要になるでしょう。

岩本煌史選手の性格を考えれば恐らく田村男児選手や井上凌選手とバチバチにやり合う方が楽しみで、青柳亮生選手とライジングHAYATO選手に対してはそこまで...という気がしますが、だからこそ特に青柳亮生選手に関しては下手に熱くなってスタイルを変えるのではなく、岩本煌史退団後に全日本プロレスジュニアを背負ってきた青柳亮生のスタイルをぶつけてほしいですね。

というような構図もあれば、岩本煌史と阿部史典という歴史もありつつ外れもない豪華なカードや岩本煌史と佐藤光留の緊張感があるカード、岩本煌史と土井成樹という夢のカードもあります。

フリーとしてプロレスに復帰してからすでにシングル戦も行っている岩本煌史選手ですが、この短期間で阿部史典・佐藤光留・土井成樹の3選手とのシングル戦があるのは大きなことでしょう。

ここに関しては実力は均衡しているでしょうし「休んでて復帰したばかりの奴に負けられない」という思いがあるでしょうから、ここは敢えて個人的には「岩本煌史がチャレンジャー側」という見方をするのも面白いのかなと思っています。

さて、勝者がリンダマン選手の持つ世界ジュニアに挑戦をするとして...リンダマン選手は土井選手を指名しているような感じですが、やはり個人的には岩本煌史とリンダマンが見たいですね。

数年前に見れると思っていたのに見れずに終わっていますから(笑)


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