8月31日に思う「大人に宿題は出ない」という現実
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8月31日という日付は36歳の中年になっても
何となく敏感になってしまいます。

学生時代、夏休み最後の日になることが多かった
この日は毎年いつも寂しい気持ちであったり
学校へ行くということのワクワク感もあったりと
色々な感情があった日です。

悲しいことに、学校が嫌いな子もいますから
この日と9月1日は最も子供の自殺が多い日になっていて
自ら命を断った子どもたちのことを考えると悲しくもなったりします。

思い返すと、みんなが頭を悩ませていたであろう「夏の宿題」
どれぐらいあったでしょうか・・・50ページ前後と自由研究とかだったのかな?

今思うと「面倒な存在」でしかなかった宿題ですが
でも人から提示してもらえる宿題、しかも期日付きなんて
大人になると羨ましくてしかたないですよ。

だって、大人になると「宿題に気がついていない」こともあるし
「宿題はあるけど期限が決まっていない」なんて怖い宿題が
心や体、仕事や家庭に沢山あるんですから。

無期限で先延ばしできる宿題、あなたにはありませんか?

でも、それを解決したほうが人生が豊かになることを知っている。
でも、期限が無いし、答えを自分で探すのが面倒だからやらない。

そんな宿題を「人生の宿題」として誰しも持っているはずです。

ちびっ子はこのブログを見ていないだろうけど
もし見ているなら、今キミたちが求められる宿題というのは
凄くありがたい楽なことなんだよと言いたいなぁ。

いや、もちろん大変だとは思うよ、うん。

でもね、大人なんかになると人から宿題すら出してもらえないんだよ。
でも宿題はあるんだよ?嫌だよね、、、でもみんなそうなるんだよ。

そして、もし、もしもだけれど
偶然、今自殺したいと思っている少年少女が見ているなら
おっちゃんから一つ言いたいことがある。

「死ぬ」なんていう「宿題」を自分で自分に出すなよ。

もし、出してしまったとしてもそれに期限なんて無いんだ。
その宿題は大人が抱える宿題と同じぐらい重いことだけど
先延ばしできること、いつ解決してもいいって思いなよ。

だって、僕ら大人はみんなそんな宿題を先延ばしして逃げて
なんとか生きているんだから、恥ずかしいことじゃないんだよ。

そして、君という人間が自殺してしまった時に
親、家族、友人、周りの人達は解決できない宿題を迫られちゃうんだ。

もちろん、酷い同級生や先輩がいることもわかる。
今の時代、教師だって親だって大人だって信用出来ないのもわかる。

でも、そこで背負うのは「死ぬという宿題」ではなくて
「そいつらに負けないという宿題」なんだよ。

辛いことを通り抜けたら明るい未来があるなんて
綺麗事なんて僕は言いません。

辛いことを通り抜けたらまた辛いことが来る可能性も十分にあります。

でも、それは通り抜けて見ないとわからない。

負けないという宿題を解くために使う時間を
もう少し使ってみてほしいな。

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